日中韓、3月22日外相会談へ ハイレベル経済対話も
![左から岩屋外相、中国の王毅外相、韓国の趙兌烈外相(ゲッティ=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021301000720.-.-.CI0003.jpg)
日中韓3カ国は、外相会談を東京で3月22日に開催する方向で最終調整に入った。中国の王毅外相、韓国の趙兌烈外相が21日に来日する予定。岩屋毅外相と王氏は、経済閣僚を加えた「日中ハイレベル経済対話」も開く方向だ。複数の関係者が13日、明らかにした。人的交流や経済連携、少子化対策などを巡って議論する。
日中韓外相会談は2023年11月に韓国・釜山で開催して以来。3カ国の枠組みは日本が議長国を務めている。王氏と趙氏は滞在中、それぞれ岩屋氏と2国間会談を実施するほか、石破茂首相とも面会する見通しだ。
中国外相の来日は、実現すれば20年11月以来。日中ハイレベル経済対話は19年4月以来の開催となる。日中では、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴い中国が停止した日本産水産物輸入の再開に向けた進展があるかどうかが焦点。中国による日本産牛肉の輸入再開と精米の輸入拡大も議論になるとみられる。
日韓は今年が国交正常化60周年の節目に当たるのを踏まえた関係強化や、核・ミサイル開発を進める北朝鮮対応について意見を交わす。