衆院選「中選挙区制」提言 自民党青年局、幹事長に
![自民党の中曽根康隆青年局長(左から2人目)から提言を受け取る森山幹事長=12日午後、東京・永田町の党本部](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021201001672.-.-.CI0003.jpg)
自民党の森山裕幹事長は12日、中曽根康隆青年局長と党本部で面会し、全国の青年局の意見をまとめた提言を受け取った。提言は衆院選挙制度に関し「現行の小選挙区比例代表並立制は課題が顕著だ」と指摘し、中選挙区制への移行も念頭に選挙制度改革の党内議論を加速するよう要請した。
中曽根氏は面会後、記者団に「現行制度は現職優先となるため、新陳代謝が起きづらい。中選挙区制などの制度も踏まえた上で検討すべきだ」と強調。中曽根氏によると、森山氏は「青年局の声を大切にする」と応じた。
提言は、参院選に向け「政治とカネ」問題の早期決着とともに、公約を策定する際には青年世代の声を反映させるよう要求した。