7中学で授業数不足恐れ、川崎市 5分短縮繰り返し
川崎市教育委員会は10日、市立中の授業時間を本来より5分短くして45分授業を繰り返した結果、7校の3年生の授業こま数が国の基準より不足する見込みになったと明らかにした。各校は追加の授業を設定し、卒業までに必要なこま数を確保する方針。
学習指導要領で、中学は50分授業の1015こまを基準と定めている。市教委によると、市立中では放課後の時間を確保したり、進路指導を丁寧に行ったりするなどの目的で、一部の授業を45分で実施している。
7校は総時間数の確認を怠り、3月中旬に卒業式を控える3年生は、1、2年生より授業日数が少ないため、4~19こま分足りなくなることが判明したという。