首脳声明、中国を名指しで批判 日米黄金時代追求と明記
![首脳会談後の共同記者会見で、発言する石破首相(左)とトランプ米大統領=7日、ワシントンのホワイトハウス(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025020801000526.-.-.CI0003.jpg)
【ワシントン共同】石破茂首相とトランプ米大統領は7日午前(日本時間8日未明)の会談後、首脳共同声明を発表した。「自由で開かれたインド太平洋」を堅持し、日米関係の新たな黄金時代を追求すると明記。中国による東シナ海の現状変更の試みに強い反対を表明し、南シナ海での不法な海洋権益への主張や埋め立て地形の軍事化、威嚇的で挑発的な活動への反対も強調した。
声明は、米国が核を含むあらゆる能力を用いて、日本の防衛に対する揺るぎないコミットメント(関与)を強調したと記述。日米豪印、日米韓など多層的で共同歩調の取れた協力を推進するとした。台湾の国際機関への参加を支持すると明らかにした。
米国は、2027年度以降も防衛力を抜本的に強化する日本の方針を歓迎。外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の早期開催を盛り込んだ。
日米は北朝鮮の完全な非核化を目指すと強調。日本が拉致問題の即時解決を実現する決意を表明し、米国が支持した。
トランプ氏が近い将来の公式訪問招待を受け入れたと記した。