対日赤字削減へ関税選択肢 トランプ氏、日鉄買収を議論

共同通信 2025年2月8日 07:28
 首脳会談で握手を交わす石破首相(左)とトランプ米大統領=7日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
 首脳会談で握手を交わす石破首相(左)とトランプ米大統領=7日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
 首脳会談後に共同記者会見をする石破首相(左)とトランプ米大統領=7日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
 首脳会談後に共同記者会見をする石破首相(左)とトランプ米大統領=7日、ワシントンのホワイトハウス(共同)

 【ワシントン共同】石破茂首相は7日午前(日本時間8日未明)、トランプ米大統領とワシントンのホワイトハウスで初めて会談した。トランプ氏は対日貿易赤字解消に向け「関税が選択肢となる」と表明。日米で貿易不均衡が続けば、日本に関税措置を講ずると示唆した発言だ。共同記者会見で、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を巡り「買収ではなく、多額の投資で合意した」と明らかにした。首相は対米投資を1兆ドル規模に増やすと強調した。

 日米両首脳は、日米関係の新たな黄金時代を追求する決意を確認したとする共同声明を発表。日米同盟はインド太平洋とそれを超えた地域の平和や安全、繁栄の礎であり続けると訴えた。台湾海峡の平和と安定が重要だとの認識も盛り込んだ。

 首相は会見で、日本製鉄によるUSスチール買収について、トランプ氏と同様「買収ではなく投資だ」と明言。「日本の技術を加えて良い製品をつくり出す。トランプ氏と強く認識を共有した」と述べた。首相は対米投資の一例として、いすゞ自動車やトヨタ自動車の事業を紹介した。

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