かこさとしさんの未発表絵本出版 戦争で失った人に出会う

共同通信 2025年2月7日 18:05
 絵本「くらげのパポちゃん」を手に写真に納まる、かこさとしさんの長女鈴木万里さん(左)と孫の中島加名さん=7日午後、神奈川県藤沢市
 絵本「くらげのパポちゃん」を手に写真に納まる、かこさとしさんの長女鈴木万里さん(左)と孫の中島加名さん=7日午後、神奈川県藤沢市

 「だるまちゃん」シリーズで知られ、2018年に92歳で亡くなった絵本作家かこさとしさんの未発表原稿を基にした絵本「くらげのパポちゃん」(講談社)の出版記念会見が7日、神奈川県藤沢市で開かれた。絵を描いた孫の中島加名さん(31)は「戦争で失った大切な人や物に子どもたちが出会えたら、という祖父の願いが込められている」と話した。

 絵本は、少年が戦争で父親を亡くしたことを知ったクラゲのパポちゃんが、南の海に沈んだ父親を捜して少年の成長を伝えようとする物語。

 原稿は、かこさんの長女鈴木万里さん(67)が21年に見つけた。1950~55年に書かれたという。

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