ネットの情報そのまま信じないで　偽情報、誤情報に注意　＜ぷれすけの教えてネット＞

●今回（こんかい）の先生（せんせい）＝県警（けんけい）サイバー犯罪（はんざい）対策（たいさく）課（か）のザッキー
　インターネット空間（くうかん）の秩序（ちつじょ）を維持（いじ）するため、日々（ひび）発生（はっせい）する新（あら）たな脅威（きょうい）に立（た）ち向（む）かっている。安全（あんぜん）・安心（あんしん）な世界（せかい）を目指（めざ）す元（もと）システムエンジニア。漫画（まんが）と推理（すいり）小説（しょうせつ）が好（す）きな40代（だい）。

災さい害がい時じの偽にせ情じょう報ほうや誤ご情じょう報ほうって例たとえばどんなもの？

「家か族ぞくが生いき埋うめになっている」と助たすけを求もとめたり、寄き付ふを募つのったりする投とう稿こうが、実じつは真しん実じつではないことがあります。もちろん、実じっ際さいに救きゅう助じょや支し援えんにつながったケースもありましたが、非ひ常じょう事じ態たいに乗じょうじた、真しん偽ぎ不ふ明めいや誤あやまりの情じょう報ほうも多おおくみられました。過か去この災さい害がい画が像ぞうやAIによるうその画が像ぞうもたくさん拡かく散さんされました。

熊くま本もと地じ震しんのときもあったよね。

2016年ねん4月がつ、前ぜん震しん直ちょく後ごに「熊くま本もと市し動どう植しょく物ぶつ園えんからライオンが逃にげた」という文ぶん章しょうと画が像ぞうがSNSに投とう稿こうされ、園えんには100件けんを超こえる問とい合あわせが寄よせられたそうです。業ぎょう務むを妨ぼう害がいしたとして、投とう稿こう者しゃは逮たい捕ほされました。

なぜ不ふ確たしかな情じょう報ほうが広ひろまってしまうのだろう。

人ひとに言いいたくなるような意い外がい性せいや過か去この経けい験けんから生しょうじる思おもい込こみ、正せい義ぎ感かんなどから、無む意い識しきのうちに惑まどわされてしまったり、かたよった判はん断だんをしてしまったりすることがあります。悪あく意いはなく、良よかれと思おもって誤あやまった情じょう報ほうを広ひろめてしまう可か能のう性せいだってあるんです。

見み分わける方ほう法ほうってある？

ネット上じょうの情じょう報ほうは、そのまま信しん用ようしないこと。発はっ信しん元もとが信しん頼らいできるかを確かく認にんすることが重じゅう要ようです。公こう的てき機き関かんや、新しん聞ぶんやテレビといった複ふく数すうメディアが発はっ信しんしているかどうかも判はん断だんポイントの一ひとつ。また、画が像ぞう検けん索さくで、過か去こに全まったく別べつの記き事じで掲けい載さいされた写しゃ真しんではないかも確たしかめてみましょう。正せい確かく性せいが判はん断だんできないときには、容よう易いに投とう稿こうや拡かく散さんをしないようにしましょうね。