香港系企業との契約解除検討 パナマ政府、運河管理で
【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は4日、パナマ政府が太平洋と大西洋を結ぶ要衝パナマ運河の両端にある港を運営する香港系企業との契約解除を検討していると報じた。トランプ米大統領は運河を巡る中国の影響力排除を主張。ルビオ国務長官は2日、パナマでムリノ大統領と会談し、中国による支配は容認できないと伝達した。
ムリノ氏はトランプ氏が求める運河管理権の米国への返還は議論の対象外とする一方、香港系企業に監査を実施。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」からの離脱意向も表明している。