米中首脳協議4日見送りか トランプ氏「急がない」
【ワシントン共同】トランプ米大統領は4日、ホワイトハウスで記者団に対し、中国の習近平国家主席との首脳協議について、適切なタイミングに話す予定だとして「急いでいない」と述べた。関税措置発動を巡る米中間の対立が深まる中、4日の協議開催は見送られる公算が大きくなった。
世界経済に悪影響を及ぼしかねない関税の応酬を回避できるかどうかが焦点となっている。両国間の協議がどのように進展するかが引き続き注目を集めそうだ。
米国は中国からの輸入品に対する10%の追加関税の4日発動を表明。中国側も10日から米国製品に最大15%の関税を課す方針を明らかにした。トランプ氏は、中国が発表した報復関税に関して「構わない」と応じた。
トランプ氏は、合成麻薬「フェンタニル」が中国から米国に流入し、米国人が危険にさらされていると主張し、対策を取るよう求めている。