GDP予測、3期連続プラスか 24年10~12月、消費は低調

共同通信 2025年1月31日 19:05
 2024年10~12月期実質GDP成長率の民間予測
 2024年10~12月期実質GDP成長率の民間予測

 民間シンクタンクなど4社は31日、2024年10~12月期国内総生産(GDP)の実質成長率の予測を発表した。平均は前期比年率1・1%増で、3四半期連続のプラス成長の可能性がある。各社は堅調な企業業績を背景に設備投資が伸びた一方、内需の柱となる個人消費は食品などの物価高が響いて振るわなかったと分析している。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングは1・7%増と予想。物価高に伴う節約志向の高まりや、気温の高さによる冬物商品の販売不振などをマイナス要因とする一方、所得や雇用情勢は良好だとした。大和総研は、個人消費の悪化を半導体関連やデジタル化などの設備投資需要が補い1・4%増と見込んだ。

 SMBC日興証券は0・8%増と試算した。消費低迷などを受け「日本経済が回復軌道にいまだ乗り切れていない可能性がある」とみている。みずほリサーチ&テクノロジーズも「個人消費や輸出が減少し、内容面では芳しくない」として0・6%増と推測した。

 内閣府は10~12月期のGDP速報値を2月17日に公表する。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧