世界の航空旅客、コロナ前上回る 24年の有償輸送距離
【ジュネーブ共同】国際航空運送協会(IATA)は30日、航空会社が有償旅客を輸送した距離を示す「有償旅客キロ」が2024年に世界全体で前年比10・4%増加したと発表した。新型コロナウイルス禍前の19年に比べても3・8%上回った。有償の座席利用率も83・5%に改善し、過去最高となった。
IATAによると、アフリカとアジア太平洋地域での伸びがそれぞれ13・2%、16・9%と大きかった。アジア太平洋はまだ成長の余地があるとしている。国内線では、中国が12・3%と最も大きく増えた。日本は3・2%のプラスだった。