イスラエル兵ら8人を解放 第3弾の身柄交換、ガザ停戦で
【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは30日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、人質のうち、女性兵士1人を含むイスラエル人3人とタイ人5人の計8人を解放した。イスラエル軍によると、全員イスラエル側に帰還した。
現地からの映像によると、解放の際、群衆が人質を取り囲む場面があった。イスラエルのネタニヤフ首相は「衝撃的な光景」だとハマスを批判し、人質の安全確保を仲介国に要請した。
イスラエル人3人は、女性兵士1人のほか民間人2人。タイ人は出稼ぎ労働者だったとみられる。中東メディアによると、引き換えとして、イスラエルが拘束するパレスチナ人を乗せたバスが30日、ヨルダン川西岸の収容施設を出発し、釈放手続きが始まった。110人を釈放する。第3弾の身柄交換となる。
ハマスは、停戦第1段階の6週間で、人質計33人を段階的に解放する。19日に民間人の女性3人を解放、25日にはイスラエル軍の女性兵士4人を解放した。