囲碁の一力四冠に宮城県民栄誉賞 仙台出身、国際戦で日本勢初優勝
宮城県は29日、囲碁の七大タイトルのうち棋聖・名人・天元・本因坊を保持する一力遼四冠=仙台市出身=に県民栄誉賞を贈ると発表した。昨年9月に国際戦の第10回応氏杯世界選手権で日本勢として初優勝したことが理由。授与式は来月7日、県庁で行う。
村井嘉浩知事は記者会見で「できれば七大タイトル全部奪取してほしい」と述べ、さらなる飛躍を期待。発信力を生かし、宮城のPRにも貢献してほしいと語った。
県民栄誉賞は、フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦さんら延べ10人と、団体ではプロ野球の楽天に贈られているが、文化分野では初めて。