デフサッカー、初の国立開催 4月、聴覚障害者の国際大会向け
11月に日本で開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」に向け、デフサッカー男子日本代表と日本フットボールリーグ(JFL)のクリアソン新宿が4月2日に東京・国立競技場でエキシビションマッチを行うことが28日、発表された。日本ろう者サッカー協会によると、デフサッカーの国立開催は初。代表の強化と機運醸成が狙いで、1万人の集客を目指す。
男子代表は2023年のろう者世界選手権で2位に入り、デフリンピック優勝を目指している。国立競技場で記者会見した主将のGK松元卓巳は「負けていい試合はない。勝つ気持ちで挑めたら」と手話を交えながら抱負を語った。
当日はデフスポーツの体験会や、観戦中に手話で応援する企画なども実施する。現役時代にJリーグ1部、柏などで活躍したクリアソン新宿の北嶋秀朗監督は「デフサッカーに少しでも貢献し、発展のために全力で取り組みたい」と話した。入場券は2月10日から販売予定。
デフリンピックは東京都を中心に開催され、サッカーは福島県のJヴィレッジで行われる。
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