SBI新生銀行、1千億円返済へ 公的資金完済にめど、再上場検討

共同通信 2025年1月28日 13:18
 SBI新生銀行のロゴ
 SBI新生銀行のロゴ
 旧日本長期信用銀行本店ビル=1999年撮影、東京都千代田区
 旧日本長期信用銀行本店ビル=1999年撮影、東京都千代田区

 日本長期信用銀行(長銀)が前身のSBI新生銀行は28日、2024年度中をめどに公的資金1千億円を返済する方針を発表した。親会社のSBIホールディングス(HD)から500億円の支援を受け、SBI新生銀の自己資本と合わせ返済する。バブル崩壊で国から注入され、大手銀行で唯一残った公的資金の完済にめどをつけ、再上場を検討する。

 政府と返済方法を協議し、合意を目指す。SBI新生銀の抱える公的資金は現在約3300億円で、残る2300億円の返済方法についても「本年6月の期限にこだわらず、可能な限り早期の合意を目指す」とした。その上で東京証券取引所への再上場の準備を始める。

 SBI新生銀は業績が好調で、返済に追い風だ。24年9月中間連結決算の純利益は前年同期比70・0%増の443億円で、25年3月期の通期目標700億円の達成が視野に入る。21年にSBIHDの子会社になったことをきっかけにグループ内の連携で法人向け融資や証券投資事業が伸びた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧