豊昇龍、初場所V「やり切った」 横綱昇進が確実、一夜明け会見
大相撲初場所で9場所ぶり2度目の優勝を果たし、12勝3敗で横綱昇進を確実にした大関豊昇龍(25)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=が千秋楽から一夜明けた27日、東京都台東区の立浪部屋で記者会見に臨み「やり切ったなと思う。夢を見ていないかな。大関として初めて優勝できてうれしい」と達成感をにじませた。
昨年の九州場所13勝で優勝次点の豊昇龍は王鵬、金峰山との優勝決定ともえ戦を制した。激闘の疲れから予定より10分ほど遅れて姿を見せ「ぐっすり。記者会見がなかったらずっと寝ていた」と語った。
日本相撲協会は攻撃的な内容などを評価し、27日午後の横綱審議委員会(横審)に昇進を諮問する。横審で出席委員の3分の2以上が賛成すれば推薦が決まり、29日の春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)番付編成会議と理事会で第74代横綱が正式に誕生。叔父の元横綱朝青龍に並ぶ最高位に「子どもの頃に隣から見ていた。わくわくして待っている」と心境を明かした。