ハマス、女性兵士４人を解放へ　ガザ停戦、身柄交換の第２弾

　【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは２４日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、２５日に解放する予定の人質４人の氏名を公表した。いずれもイスラエル軍の女性兵士。イスラエルも拘束下のパレスチナ人約２００人を釈放する。停戦初日の１９日に続く身柄交換の第２弾となる。

　地元メディアによると、イスラエル側は当初、２５日に解放予定の４人には民間人の女性が含まれると想定していた。ハマスが４人全員を兵士としたことに「合意違反」との見方も出たが、ネタニヤフ首相ら高官が協議し、受け入れを決めた。

　１９日発効の停戦はおおむね維持されているもようだ。１９日はハマスが解放する人質のリストをイスラエル側に渡すのが遅れ、停戦発効が予定より３時間近く遅れた。

　身柄交換の手続きは複雑で、ハマスが解放する人質の性別や年齢、兵士かどうかにより、イスラエルが釈放するパレスチナ人の人数が変わる。イスラエルが今回釈放するパレスチナ人には、イスラエルで重罪を犯したとして終身刑を受けた人も多く含まれる見込み。