尹大統領の勾留延長認めず 韓国地裁「捜査理由ない」
【ソウル共同】韓国のソウル中央地裁は24日、検察が23日に申請した尹錫悦大統領の勾留延長を認めない判断を出した。高官犯罪捜査庁が送検した尹氏について「検察が捜査を続ける理由はない」とした。尹氏は早ければ25日にも勾留満期を迎えるとみられており、検察は起訴するかどうか早期の判断を迫られることになった。韓国メディアが伝えた。
検察は起訴に向けた捜査を続けるため、2月6日までの勾留延長を地裁に求めていた。報道によると、地裁は高捜庁が手がけた事件を検察が補充捜査するための明確な法規定がないと指摘した。
高捜庁は「非常戒厳」を巡る内乱首謀容疑で尹氏を逮捕したが、尹氏が取り調べを拒否して捜査が難航。