佐々木朗希「切れ」生む投球動作 筑波大教授、15~18勝期待

共同通信 2025年1月24日 19:49
 取材に応じる筑波大の川村卓教授=8日、茨城県つくば市
 取材に応じる筑波大の川村卓教授=8日、茨城県つくば市

 野球選手の動作解析の専門家で筑波大体育系の川村卓教授が24日までに取材に応じ、米大リーグのドジャースに入団した最速165キロを誇る佐々木朗希投手の投球フォームについて「ボールへの力の伝え方がすごく上手」と分析した。股関節周りが柔らかく、踏み出すときに体全体をしならせる動作が切れのある球を生む。将来性の高さを評価し、理想的なフォームで投げれば1年で15~18勝を挙げると期待した。

 192センチの長身から投げ下ろし、武器である高速フォークボールは鋭く落ちる。さらに10勝を挙げた昨季は進化し、左打者にはシュートさせ、右打者にはスライドさせるなど、逃げていく軌道のボールを巧みに投げ分けた。米大リーグの投手にも精通する川村教授は特殊な投げ方で初対戦での攻略は難しいとし「普通に投げたら当たらない。三振の山」と語る。佐々木の高校時代から見ており、投手としての潜在能力は大谷翔平(ドジャース)を上回るという。

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