自民「財政改革本部」新設へ 規律派と積極派統合
自民党が、積極財政派と財政規律を重視するグループのそれぞれの組織を統合し、「財政改革本部(仮)」を新設する方向で調整していることが23日分かった。財政や経済運営の方針を巡って対立してきた両者をまとめることで、党内の融和を図るとみられる。新改革本部で今後の財政健全化目標について議論する。
2組織は、財政規律派が主導する財政健全化推進本部(古川禎久本部長)と、積極財政派からなる財政政策検討本部(西田昌司本部長)。両者はしばしば対立し、とくに経済財政運営の指針「骨太方針」に盛り込まれる財政目標に関する提言は、真っ向から異なることもあった。