24年の粗鋼生産、3・4%減 自動車認証不正響く、輸出も不振

共同通信 2025年1月23日 19:21
 粗鋼生産量の推移
 粗鋼生産量の推移

 日本鉄鋼連盟は23日、24年の国内粗鋼生産量が前年比3・4%減の8400万9千トンだったと発表した。3年連続で前年実績を下回った。自動車メーカーの認証不正問題からの回復が鈍るなど国内需要が伸びなかったことに加え、中国の過剰生産の影響で輸出も振るわなかった。

 近年では新型コロナ禍の20年に次ぐ低水準だった。電気で鉄スクラップを溶かす電炉鋼は主に建材に使われるが、建設業の人手不足や資材高騰で落ち込んだ。自動車用などの高級鋼材は上向いた。

 今後は日本製鉄は茨城県の高炉を25年3月末までに休止する予定。中国が余った鋼材を海外へ輸出する動きに歯止めがかからないことも、国内生産の逆風になる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧