国債費、28年度に7兆円増加 税収増9兆円、財務省が試算

共同通信 2025年1月21日 20:34
 財務省の本庁舎=東京・霞が関
 財務省の本庁舎=東京・霞が関

 国債の利払いと返済を合わせた国債費が2028年度に35兆3千億円となり、25年度予算案と比べて7兆1千億円増加すると財務省が試算していることが21日、分かった。税収は9兆6千億円増の88兆円で、国の基礎的財政収支(プライマリーバランス)は2兆6千億円の黒字になると見込むが、金利上昇で膨らむ利払い費が国の財政に重くのしかかりそうだ。

 試算は26~28年度の名目経済成長率を3・0%、物価上昇率を2・0%と仮定。償還までの期間が10年の国債の金利は25年度の想定2・0%から28年度は2・5%に上昇するとした。税収の増加は経済成長に伴う伸び率を上方修正したことも影響した。

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