スケートの鈴木恵一さん死去 500m元世界記録保持者
スピードスケート男子500メートルの元世界記録保持者で1972年札幌冬季五輪の選手宣誓をした鈴木恵一さんが21日、腎不全のため埼玉県所沢市の病院で死去した。82歳。北海道出身。家族葬を行う。
世界的なスプリンターを生んできた日本の元祖エース。北海道・苫小牧工高から明治大を経て国土計画(当時)へ。巧みなカーブワークを磨き、69年に39秒2、70年に38秒71の世界記録を出した。五輪ではメダルに縁がなく、64年インスブルックの5位が最高で、68年グルノーブルは8位、札幌は19位となって引退した。プロ野球西武で広報を担当し、日本スケート連盟でスピード強化部長、副会長を歴任した。