ガザ住民、トランプ氏就任で不安 「停戦は長く続かない」

共同通信 2025年1月21日 19:39
 21日、ガザ南部ハンユニスで、支援物資を受け取る少年ら(ロイター=共同)
 21日、ガザ南部ハンユニスで、支援物資を受け取る少年ら(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】停戦が3日目となったパレスチナ自治区ガザでは21日、イスラエル寄りの姿勢を示してきたトランプ米大統領の就任に改めて不安が広がった。トランプ氏は就任後、ガザの停戦継続に「自信はない」と記者団に発言。電話取材に応じたガザ住民は「停戦は長くは続かないだろう」と漏らした。

 ガザ南部ハンユニスに避難するナシャート・マスリさん(54)は「トランプ氏はいったん停戦させたものの、イスラエルにまた続けさせるつもりだろう」と心配そうな声だった。

 ガザ中部で避難生活を送るアラファ・シャディドさん(30)は「人質が返還されれば、戦闘は再開するのではないか」と語った。

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