尹大統領、国会妨害を否定 弾劾審判に初出廷、スーツ姿で

共同通信 2025年1月21日 19:06
 21日、韓国憲法裁判所で開かれた弾劾審判に出廷した尹錫悦大統領=ソウル(共同)
 21日、韓国憲法裁判所で開かれた弾劾審判に出廷した尹錫悦大統領=ソウル(共同)
 ソウル郊外の高官犯罪捜査庁での取り調べを終え、移動する尹錫悦大統領(奥)=15日(聯合=共同)
 ソウル郊外の高官犯罪捜査庁での取り調べを終え、移動する尹錫悦大統領(奥)=15日(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領は21日、憲法裁判所で開かれた自身の弾劾審判に初めて出廷した。昨年12月の「非常戒厳」宣言時、国会から議員らを「引っ張り出せ」と軍幹部らに指示したかどうかを問われ「ありません」と述べた。検察は尹氏から直接指示されたとの軍幹部らの供述を明らかにしていた。尹氏は国会への軍投入は議員による戒厳令の解除要求決議を妨害するためだったとの指摘も否定した。

 弾劾審判では、戒厳令を巡り違法性があるかどうかを検討し、尹氏の罷免の是非を判断する。今回が第3回弁論だった。

 尹氏はスーツにネクタイ姿で出廷。映像での談話発表などを除き、戒厳令後に公の場に姿を見せたのは初めて。尹氏は、自身を内乱首謀容疑で逮捕した高官犯罪捜査庁の捜査には抵抗を続ける一方、弾劾審判には積極的に参加して棄却を勝ち取る意向とみられる。

 戒厳令当時、軍は中央選挙管理委員会にも展開。尹氏は「選挙の公正性に対する疑念が大きく、事実関係を確認する目的だった」と主張し、背景に「不正選挙」の疑いがあったと改めて訴えた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧