台湾南部でM6・4 15人けが、建物倒壊も
【台北共同】台湾の気象当局によると、21日午前0時17分(日本時間同1時17分)ごろ、台湾南部・嘉義県を震源とするマグニチュード(M)6・4の地震があった。嘉義県で震度6弱、台南市や高雄市で震度5弱を観測するなど台湾の広い地域で揺れを感じた。その後も余震が続いた。消防当局によると、台湾全土で15人が負傷した。
中央通信社によると、台南市の楠西地区の平屋が並ぶ地区で10棟以上が倒壊した。これまでに11人が救出され、うち4人が負傷した。被災地域を視察した台南市の黄偉哲市長によると、市内の一部の地域では停電も発生しているという。
気象当局は、今後3日間は震度5以上の余震が発生する可能性もあるとし、警戒を呼びかけている。