多様性政策の取りやめ宣言 トランス権利擁護が後退

共同通信 2025年1月21日 06:18

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日の就任演説で、バイデン前政権が推進した多様性・公平性・包括性(DEI)重視の政策を取りやめる考えを示した。連邦政府が認める性別は男性と女性だけだとも宣言。トランスジェンダー当事者らLGBTQ(性的少数者)の権利擁護の取り組みが後退する。

 トランプ氏は「人種の違いを意識しない実力主義の社会をつくり上げる」と述べた。DEI政策が逆差別を生んでいたとの認識をにじませた。

 ホワイトハウスによると、政府が男性と女性の二つの性だけを認定すれば、トランス当事者はパスポートやビザを含め公式書類に、自認する性ではなく出生時の性を記載しなければならなくなる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧