中国、企業向け金利維持 3カ月連続

【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は20日、企業向け貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3・10%で据え置いた。住宅ローン金利の基準となるLPRの5年物も3・60%で維持した。いずれも据え置きは3カ月連続。
中国共産党・政府は昨年12月の中央経済工作会議で、今年は「適度に緩和的」な金融政策を実施する方針を決めている。景気の下押し圧力は強く、情勢を見極めながら利下げなどの緩和策を活用するとみられる。
LPRは主要銀行が優良顧客に提示する金利を基に、人民銀が毎月算出して公表している。