避難生活共に、仲間しのぶ 石川・輪島、地震後亡くなる

共同通信 2025年1月19日 18:57
 しのぶ会で、山根敏博さんの遺影を手にする妻けい子さん=19日、石川県輪島市
 しのぶ会で、山根敏博さんの遺影を手にする妻けい子さん=19日、石川県輪島市

 昨年の能登半島地震で被災し、その後亡くなった2人をしのぶ会が19日、石川県輪島市の住宅であった。避難所生活を共にした約20人が参加。11月に75歳で死亡した山根敏博さんの妻けい子さん(70)は「今も何で死んでしまったのだろうと考える。彼が家にいないのが寂しい」と口にした。

 被災地でボランティア活動をする「チーム神戸」(神戸市)が声をかけ、地震後、輪島市の河井小学校に避難していた人たちが集まった。市の住民説明会中に倒れた山根さんと、仮設住宅で亡くなっているのが見つかった40代男性を悼んだ。妻によると、山根さんの災害関連死を申請中という。

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