船井電機親会社、破産手続き 東京地裁、7日付で開始決定
破産手続き中の船井電機(大阪府大東市)を巡り、親会社の「FUNAI GROUP」(東京)が、東京地裁から7日付で破産手続きの開始決定を受けたことが16日、関係者への取材で分かった。船井電機前社長の上田智一氏が代表を務める秀和システム(東京)は8日付で、FUNAIの民事再生法の適用を申請した。破産手続きの開始で、再生法の適用は不透明となる。
船井電機の破産管財人がFUNAIの破産を申し立てていた。地裁は昨年11月21日付で、財産の処分を禁止する保全管理命令を出した。帝国データバンクによると、昨年3月末時点の負債総額は約259億円。