中国の輸入規制緩和へ前進 自公幹部、李首相と会談

共同通信 2025年1月15日 18:34
 中国の李強首相と会談後、取材対応する自民党の森山幹事長(中央)。右は公明党の西田幹事長=15日、北京(共同)
 中国の李強首相と会談後、取材対応する自民党の森山幹事長(中央)。右は公明党の西田幹事長=15日、北京(共同)

 【北京共同】自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長は15日、中国の李強首相と北京の人民大会堂で会談し、日中関係を深化させることが重要だとの認識で一致した。習近平国家主席宛ての石破茂首相の親書も手渡した。森山氏は会談後、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴う日本産水産物の輸入規制緩和に関して「時期は明確にできないが良い形で手続きが進んでいる」と記者団に説明し、前進に手応えを示した。

 水産物の輸入規制を巡っては、江藤拓農相が16日に中国税関総署の王令浚副署長、17日に韓俊農業農村相と北京でそれぞれ会談する予定だ。

 李氏との会談では、森山氏から水産物の輸入規制撤廃や牛肉の輸入再開、精米の輸入拡大について「早期に結果が出ることを期待する」と述べた。日中の交流促進には、在留邦人の安全確保が不可欠だとも指摘した。東シナ海での中国による軍事活動活発化にも懸念を伝えた。

 森山氏によると、李氏は、日中韓3カ国による首脳会談開催に合わせた来日に意欲を表明した。石破氏の訪中に関しても歓迎する意向を示した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧