ロスの斜面下る炎、民家へ数十m 16人死亡、山火事さらに拡大

共同通信 2025年1月12日 17:38
 徐々に民家へ迫る山火事=11日、米ロサンゼルス(共同)
 徐々に民家へ迫る山火事=11日、米ロサンゼルス(共同)
 延焼防止剤を投下する飛行機と無線連絡を取る消防隊員=11日、米ロサンゼルス(共同)
 延焼防止剤を投下する飛行機と無線連絡を取る消防隊員=11日、米ロサンゼルス(共同)
 11日、米ロサンゼルスで、山火事で燃えた物件の状況を調べる男性(AP=共同)
 11日、米ロサンゼルスで、山火事で燃えた物件の状況を調べる男性(AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルスや周辺で発生した山火事は鎮圧の見通しがなく11日も拡大した。捜査機関は同日、死者が5人増えて16人になったと明らかにした。行方不明者もいるとみられる。当局の許可を得て11日、共同通信記者が山火事の最前線に入ると、炎が斜面を下るようにゆっくりと民家まで数十メートルに迫っていた。「避難するしかない」。住民はあきらめるように話した。

 バチバチと木々が燃える音が響く。すすだらけの消防隊員が手分けして、チェーンソーで木を切り、ホースで懸命に水をかけた。数分おきに上空から飛行機やヘリコプターが炎や白い煙に向かって延焼防止剤を投下した。

 数十台の消防車、100人以上の隊員らが24時間体制で活動していた。

 わずか1時間の間にも、炎は山頂からだんだんと下り、民家へ迫る。避難命令の対象区域だが、撮影監督ルカ・バゼリさん(32)は父と一緒に家にとどまっていた。「他人からはよく思われないかもしれないが、ぎりぎりまで家にいたい」

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