徴兵逃れの仲介組織摘発へ ウクライナ、全土で捜査

共同通信 2025年1月11日 05:12
 双眼鏡で川を監視するウクライナの国境警備隊員=昨年5月(共同)
 双眼鏡で川を監視するウクライナの国境警備隊員=昨年5月(共同)

 【キーウ共同】ロシアによる侵攻が続くウクライナの国家警察は10日、徴兵逃れのための不法出国を仲介する犯罪グループの摘発を目指し、全土で600件以上を対象に大規模捜査を実施していると明らかにした。国境検問所を通過しない違法なルートを使い、少なくとも数百人の出国を手助けしたとみている。

 総動員令が出ているウクライナでは18~60歳の男性の出国が原則禁止され、兵力確保のため昨年5月には動員法が強化された。徴兵を拒み、国外へ逃れようとする人が後を絶たず、悪質な仲介組織も横行している。

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