甘い!「越冬袋掛けミカン」出荷始まる 熊本・苓北町

熊本日日新聞 2025年1月11日 11:30
苓北町で出荷が始まった「越冬袋掛けミカン」=10日、同町
苓北町で出荷が始まった「越冬袋掛けミカン」=10日、同町

 木に実ったまま袋をかけて完熟させる「越冬袋掛けミカン」の出荷が熊本県苓北町で始まった。今季は昨夏の猛暑などで収量が半減したものの糖度は非常に高く、生産者が自信を持って送り出している。

 品種は温州ミカンの興津早生。毎年11月に糖度11度以上のミカンの木を選び、一つずつ袋をかけて約1カ月後に収穫する。苓北町では30年ほど前から取り組んでおり、14戸が約3ヘクタールで栽培している。

 10日は朝から、生産者がJAれいほくの選果場に箱詰めしたミカンを次々に搬入。職員が糖度を測り、13度以上に「特選」のシールを貼っていった。1月末までに約10トンを出荷。主に東京の大田市場に送り、1箱(3キロ)6千円ほどで取引される。

 生産者の福山健さん(79)は「手がかかる分、甘くておいしい。日本一のミカンをぜひ食べてほしい」と話した。(福井一基)

主に東京に出荷される「越冬袋掛けミカン」=10日、苓北町
主に東京に出荷される「越冬袋掛けミカン」=10日、苓北町
糖度16度以上を示す「越冬袋掛けミカン」=10日、苓北町
糖度16度以上を示す「越冬袋掛けミカン」=10日、苓北町

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