極早生ミカン、香り爽やか 苓北町と宇城市で出荷、選果始まる
露地物の極早生温州ミカンの出荷が9日、苓北町で始まった。JAれいほくの選果場は酸味のある爽やかな香りに包まれ、鮮やかな黄緑色の玉が手際良く選別されていった。宇城地域では選果作業が始まった。
苓北町内では農家30戸が約12ヘクタールで栽培。同JAによると、今年は梅雨明け後に雨がほとんど降らなかったため小玉傾向だが、糖度が高く酸味も強い。9月末までに例年より少ない80トンの出荷を見込む。
この日、選果場スタッフが色づきや品質などをチェックして選別し、7トンを箱詰めした。「夢っ子」のブランドで関東に出荷する。
一方、熊本県内有数の柑橘[かんきつ]類の産地、宇城市三角町のJA熊本うき柑橘選果場では9日、作業員が極早生品種「肥のあかり」の傷や日焼けの有無を注意深く確かめていた。
同JAによると、やや小ぶりだが、好天続きで糖度が高い。関東や東北を中心に、約550トンの出荷を見込む。10日から出荷予定。来年5月末ごろまで、デコポンなど約20種の柑橘のリレー販売が続く。(福井一基、清島理紗)
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