円安進行、158円台前半 米金利上昇、介入警戒も
8日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで円安が進行し、1ドル=158円台前半を付けた。米長期金利の上昇がドル買い要因となったが、政府・日銀による為替介入への警戒感もくすぶった。
午後5時現在は前日比63銭円安ドル高の1ドル=158円11~13銭。ユーロは65銭円高ユーロ安の1ユーロ=163円37~41銭。
7日に発表された米経済指標の結果が堅調で、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退。日米金利差を意識した円売りドル買いが優勢だった。
「輸出企業による実需の円買いがあった」(市場関係者)との声も聞かれた。