輪島沖で洋上風力発電計画 30年代開始、雇用創出も
昨年の能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の沖合で、洋上風力発電のプロジェクトが進んでいる。地元の協議会は地震で一時活動がストップしたが、昨年12月に海域調査が始まった。漁業への影響などを踏まえた上で、2030年代半ばの運用開始を目指す。地震と豪雨の影響による人口流出が懸念される中、関連する雇用創出も期待される。
輪島市と地元の建設協同組合などが検討しているのは、海に浮かべた構造物に風車を取り付ける「浮体式洋上風力発電」だ。北約20キロの無人群島「七ツ島」や、さらに北の舳倉島の周辺に最大約50基を設置する計画。最大発電量は一般的な火力発電所1基に相当する80万キロワットを見込む。
24年12月10日早朝、白み始めた空から冷たい雨が落ちる中、環境調査会社の社員らと観測機器を乗せた漁船が輪島港から出航した。海中に沈めたセンサーで潮流を計測。調査には環境省の補助金などを活用している。
候補海域はタラやブリなどの漁場で、市担当者は「推進には漁業者の理解が大前提だ」と話す。
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