米投資ファンド、西友の売却検討 イオンなど関心、業界再編加速へ
米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が、傘下の大手スーパー西友(東京)の売却を検討していることが7日、分かった。複数の関係者によると、株式売却に向けた入札手続きを開始しており、小売り大手イオンや投資ファンドなどが買収に関心を示している。スーパー業界の再編が一段と加速しそうだ。
西友は2024年に北海道と九州から撤退し、東北、関東、中部、関西で約240店舗を展開する。かつては米流通大手ウォルマートの傘下だったが、21年にKKRと楽天(現楽天グループ)が株式の計85%を取得。楽天グループは23年に保有していた全株式をKKRに売却した。現在はKKRが85%、ウォルマートが15%の株式を保有している。
西友は「特にコメントすることはありません」としている。
スーパー業界ではイオン傘下のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが関東地盤の「いなげや」を加え規模を拡大するなど、再編の動きが進んでいる。
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