24年サンマ水揚げ、2年連続増 3万8千トンでピークの1割
全国さんま棒受網漁業協同組合(東京)が7日発表した2024年の全国のサンマ水揚げ量は、前年比58%増の3万8695トンとなり、2年連続で前年を上回った。過去最低だった22年の1万7910トンから2倍以上に回復したが、近年のピークだった08年(34万3225トン)の1割超にとどまり、依然として低水準が続いている。
産地市場での卸売価格は全国平均で10キロ当たり12%高い4647円。水揚げ金額の合計は78%高い179億8163万円だった。サンマは日本近海に回遊する量が減少しており、地球温暖化による海洋環境の変化などが原因とされる。