米周辺海域で原油掘削禁止 政治的遺産狙いバイデン氏
【ワシントン共同】バイデン米大統領は6日、連邦政府の管理下にある大西洋や太平洋、メキシコ湾、アラスカ沖の海域で原油や天然ガスの新たな掘削を禁止すると発表した。対象水域は約250万平方キロに及び、声明で「回復不可能な損害を出す可能性がある上、エネルギー需要を満たすためには不要で、リスクに見合う価値はない」と指摘した。
バイデン氏は環境保護や気候変動政策を自身の政治的遺産にしたい考えで「過去4年間で歴代大統領の誰よりも多くの土地と水域を保全してきた」と強調した。
ただ、トランプ次期大統領は、共和党が上下両院を独占する議会と連携し、バイデン氏の決定を撤回しようとする可能性がある。
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