参院選で「与党過半数割れに」 立民野田氏、予算案の修正狙う
立憲民主党の野田佳彦代表は4日、三重県伊勢市で年頭記者会見に臨み、夏の参院選の目標に関し「少なくとも改選議席の与党過半数割れを実現する」と表明した。非改選と合わせた与党過半数割れも目指すとした。2025年度予算案は115兆円超の巨額予算だと批判し、修正を目指す考えを示した。「納税者の立場から厳しくチェックし、何を勝ち取れるかを他の野党と真剣に協議したい」と述べた。
自民、公明両党との大連立は否定。「大きな危機の選択肢であり、平時には考えていない。政権交代のため野党結集に主眼を置く」とした。選択的夫婦別姓制度の導入に賛同する他の野党と法案を共同提出する方針を示し「しっかり審議し、成立に向けて努力したい」と強調した。
想定される7月20日の参院選投開票について「連休の中日で投票率が下がる可能性がある」として反対した。
国民民主党の古川元久代表代行も伊勢市で会見し「年収103万円の壁」引き上げを巡る与党との協議に関し「2月末から3月頭がデッドラインになる」との見通しを示した。