拘束の男「病的精神状態」 独Xマス市場に車突入で内相
【ブリュッセル共同】ドイツのフェーザー内相は30日、東部マクデブルクで車がクリスマスマーケット(市場)に突っ込み5人が死亡した事件で、拘束されたサウジアラビア出身の男(50)に「病的な精神状態を示す顕著な兆候がある」と述べた。ドイツのメディアが伝えた。
事件を巡っては男がソーシャルメディアに無差別殺人予告とも取れる投稿をして、連邦移民難民庁や対外情報機関の連邦情報局に情報が寄せられていたことが判明。事件を未然に阻止できなかった当局に対する批判が強まっている。
フェーザー氏は記者団に、男は治安当局が脅威としてきたイスラム過激派や極右、極左などには当てはまらないと主張した。