「成長した姿見せる」思いで快勝 能登地震被災の日本航空石川

共同通信 2024年12月27日 18:49
 全国高校ラグビー大会1回戦の鹿児島実戦で、突進する川上(手前)ら日本航空石川の選手たち=27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場
 全国高校ラグビー大会1回戦の鹿児島実戦で、突進する川上(手前)ら日本航空石川の選手たち=27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場

 第104回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕し、能登半島地震で被災した日本航空石川が1回戦で鹿児島実に73―8で快勝した。石川県出身のCTB上野魁心主将は「この1年間、自分たちのためだけでなく、被災した人のためにも成長した姿を見せることをキーワードにしてきた」と苦難の続く地元への思いを口にした。

 ウオーミングアップ前に上野は仲間に声をかけ「被災地のためにという思いを再認識させた」という。チームは1年間取り組んできた「前に出る守備」を体現。計11トライの猛攻で勝利をつかんだ。

 震災後は石川県輪島市を離れ、岐阜県にある中部大の施設や山梨県の系列校などで練習した。4月からは東京都青梅市に移転。雑草の生えたグラウンドでのスタートだったが、練習試合を重ねて力をつけてきた。

 前回大会は2回戦で敗退し、2日後の今年1月1日に地震が発生した。今大会も30日に2回戦があり、勝てば元日の3回戦に進む。上野は「1月1日を花園で迎えようとみんなで共有できている」と意気込み十分だった。

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