台湾第2野党党首の保釈決定 台北地裁、汚職起訴で

共同通信 2024年12月27日 10:58
 27日未明、台北市の裁判所の近くで、台湾民衆党の柯文哲主席の保釈決定を受けて喜ぶ支持者(中央通信社=共同)
 27日未明、台北市の裁判所の近くで、台湾民衆党の柯文哲主席の保釈決定を受けて喜ぶ支持者(中央通信社=共同)

 【台北共同】台北地方法院(地裁)は27日未明、収賄罪などで起訴された台湾第2野党、台湾民衆党の柯文哲主席(党首)の保釈を認める決定をした。保釈金は3千万台湾元(約1億4千万円)。

 民衆党によると、保釈を認めるかどうかの審理で、柯主席は検察が賄賂と指摘した資金について合法的な政治献金だなどと主張し、潔白を訴えた。

 中央通信社によると、地裁は、通信や接見を禁止する下で捜査が行われ重要な証人の供述は終わっているなどと説明し、勾留継続の理由はないと判断した。

 台北地方検察署(地検)は26日、台北市長時代の商業施設建設を巡り、賄賂を受け取ったなどとして複数の罪で柯主席を起訴した。

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