ロシア軍ミサイルが原因と報道 カザフ墜落、死者38人

共同通信 2024年12月26日 23:08
 25日、カザフスタン西部アクタウ近郊に墜落したアゼルバイジャン航空機の残骸(AP=共同)
 25日、カザフスタン西部アクタウ近郊に墜落したアゼルバイジャン航空機の残骸(AP=共同)

 【ウラジオストク共同】ニュース専門テレビ局ユーロニュースは26日、カザフスタン西部で墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機墜落に関連し、アゼルバイジャン政府当局者の話として、墜落はロシア軍の地対空ミサイルが原因と報じた。機体の状態からも誤射との見方が出ている。

 カザフスタンのボズムバエフ副首相は25日、墜落で38人が死亡したと明らかにした。生存者は29人で、11人が重傷という。地元メディアが報じた。カザフ当局はフライトレコーダーを回収し、墜落原因の調査を始めた。

 タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は26日、墜落原因に関し「調査結果が出るまで仮説を立てることは正しくない」と述べた。

 墜落原因を巡っては、エンジンに鳥が衝突する「バードストライク」や酸素ボンベの爆発が指摘される一方、ロシアの一部軍事ブロガーは機体に残る多数の穴が対空兵器を被弾した痕跡に似ていると主張している。

 ロシアメディアによると、25日に旅客機が向かっていたチェチェンでは、ロシア軍がウクライナ軍の複数の無人機を撃墜した。

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