能登半島地震の仮設住宅全て完成 4カ月遅れ、計6882戸

共同通信 2024年12月23日 18:22
 石川県輪島市の仮設住宅=23日午後
 石川県輪島市の仮設住宅=23日午後

 石川県が能登半島地震の被災者向けに整備してきた仮設住宅が23日、全て完成した。当初は8月中の整備完了を予定していたが、各地で追加の整備要望が出たことや9月の記録的豪雨などの影響で4カ月遅れた。珠洲市でこの日24戸が完成し、10市町計6882戸の整備を終了。地震発生から1年を前に、被災地は生活再建に向けた新たな段階に入った。

 豪雨で自宅を失うなどした住民向けの仮設住宅は、輪島市と珠洲市で計286戸を建設中。県は来年3月の整備完了を目指している。

 地震被災者向けの仮設住宅の一部は、豪雨で浸水被害が発生したが、県が修繕を進め、年末までには全ての住宅に再入居を可能とする。

 県内の地震による避難者は最大3万人超に上ったが、12月17日時点で53人に減少。自宅再建中の人がいるほか、豪雨による避難者が316人おり、避難所は当面解消しない見通しという。

 完成した仮設住宅は輪島市2897戸、珠洲市1718戸、七尾市575戸、能登町571戸など。入居期限は原則2年だが、過去の災害では延長されたケースもある。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧