元隊員「ゴーン氏は苦痛受けた」 逃亡助け隠避罪で実刑
日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告(70)のレバノン逃亡を手助けしたとして、犯人隠避罪で実刑判決を受けた米陸軍特殊部隊グリーンベレーのマイケル・テイラー元隊員(64)が23日、オンラインで記者会見し「ゴーン元会長は苦痛を受けていた。作戦は金のためではなかった」と話した。
東京地裁判決によると、テイラー氏は息子と共に2019年12月29日、保釈条件で海外渡航を禁止されたゴーン元会長を大型の箱に隠し、関西空港からプライベートジェット機で出国させた。
地裁は21年7月、テイラー氏に懲役2年、息子に懲役1年8月の判決を言い渡し確定。2人は22年10月、米国に移送された。