北九州の電話博物館、築100年 「つなぐ」通信の歴史伝える
大正時代に旧逓信省の庁舎として建てられた北九州市の「門司電気通信レトロ館」が今年で築100年を迎えた。明治から昭和初期の建物が残る門司港レトロ地区で、目を引くアーチ型の建造物は、かつて電話交換業務の拠点だった。今では新旧の電話機を展示する博物館に生まれ変わり、人々の思いをつなぐ通信の歴史を伝えている。
レトロ館は京都タワーや日本武道館を設計した建築家山田守の現存最古の建造物で、情報通信建築の「先駆け」とされる。完成した1924(大正13)年は交換手が電話を手動でつなげていた時代。機密性の高い業務のため3階建ての建物には防火装置が備えられ、耐震性の高い鉄筋コンクリートでつくられた。
最盛期は約300人の交換手が通信業務を担った。だが電話利用者が増え、自動交換機が導入された57年以降は、事業所として使われた。
NTT西日本が運営する博物館になったのは94年。国産1号電話機をはじめ、技術の粋を尽くした機器や史料を展示している。
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