ミャンマー西部国軍司令部占拠か 少数民族の武装勢力が宣言
【バンコク共同】内戦状態のミャンマーで軍事政権に対抗する少数民族武装勢力の一つ「アラカン軍(AA)」は20日付の声明で、西部ラカイン州の国軍司令部を占拠したと宣言した。事実なら国軍が奪われた司令部は14のうち二つ目。8月に別の勢力が北東部シャン州の司令部を占拠した。
声明でAAは司令部を完全に制圧し、司令官らを拘束したと説明した。AAはラカイン州北部のバングラデシュとの国境地域を支配下に置き、攻勢を強めていた。
ミャンマーでは2021年2月のクーデター以降、軍政を認めない少数民族武装勢力や民主派と国軍の戦闘が続く。