自民「原発依存度低減」削除要請 エネルギー基本計画改定で首相に
自民党は12日、政府が来週とりまとめる中長期的なエネルギー政策の指針「エネルギー基本計画」の改定案に対する提言書を石破茂首相に提出した。原発の建て替え推進が柱で、現行計画で明記する「可能な限り原発依存度を低減する」との文言を削るよう求めた。
提言では「次世代革新炉の新規建設を着実に進めるべきだ」と強調。エネルギーの安定供給の重要性を指摘し「依存度低減」を改め「特定の電源や燃料源に過度に依存しないようバランスのとれた電源構成を目指すべきだ」と提唱した。
原発とともに再生可能エネルギーは、エネルギー安全保障に寄与し脱炭素効果の高い電源と位置付け「最大限活用することが必要不可欠だ」と訴えた。